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11種類の泉質

温泉には、火山噴出物や湧出過程で出合った岩石や土壌の成分など、さまざまな化学成分が溶け込んでいます。この化学成分の違いなどにより泉質が分類され、大きく11種類に分けられます。
適応症については、その効果が万人にあるとは限りません。

単純温泉
成分はさまざまだが、含まれる量がどれも規定に達しない温泉。透明で無臭。肌触りが柔らかく、名湯も多い。日本の温泉施設で最も多い泉質。
主な適応症
神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復など

二酸化炭素泉(単純炭酸泉)
二酸化炭素の小さな気泡が出る「泡の湯」。低温だが保湿効果が高く、血管を拡張して血液の循環を良くする効果がある。
主な適応症
高血圧、動脈硬化、切り傷、やけど、
(飲用)慢性消化器病、慢性便秘

炭酸水素塩泉(重曹泉、重炭酸土類泉)
ナトリウムを含む重曹泉とカルシウムイオンなどを含む 重炭酸土類泉の2種類がある。
肌がなめらかになる冷の湯。入浴後に清涼感がある。重曹泉は「美人の湯」ともいわれる。
主な適応症
切り傷、やけど、慢性皮膚病、
(飲用)慢性消化器病、 糖尿病、痛風、肝臓病

塩化物泉(食塩泉)
食塩を含んでいる温泉。入浴後、皮膚に付いた食塩が汗の蒸発を防ぐため、保湿効果が高く、高齢者向き。日本の温泉施設では単純温泉に次いで多い。
主な適応症
切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病
(飲用)慢性消化器病、慢性便秘

硫酸塩泉(石膏泉・芒硝泉・苦味泉)
動脈硬化の予防になる「中風の湯」。硫酸イオンが主成分で、カルシウムを含む石膏(せっこう)泉。ナトリウムを含む芒硝(ぼうしょう)泉、マグネシウムを含む苦味(くみ)泉がある。
主な適応症
動脈硬化、切り傷、やけど、 慢性皮膚病
(飲用)糖尿病、痛風、胆石、 慢性便秘

含鉄泉
鉄分を多く含み、湧出したときは無色透明だが、空気に触れると褐色になる。強酸性の鉄泉は乾燥肌の人には向かない。
主な適応症
月経障害、慢性皮膚病
(飲用)貧血

含アルミニウム泉
アルミニウムを主成分とする温泉。以前の泉質名は含明礬(みょうばん)・緑礬(りょくばん)泉など。
肌の張りを回復させる効果がある。
主な適応症
慢性皮膚病
(飲用) 慢性消化器病

含銅ー鉄泉
銅、鉄を含む温泉。
空気に触れて酸化すると褐色や黄色になる。
主な適応症
月経障害、慢性皮膚病
(飲用)貧血

硫黄泉
古くなったゆで卵のような硫化水素ガスのにおいが特徴。源泉やガスの噴気口には黄白色の硫黄が結晶し、「湯の花」になる。刺激が強く、乾燥肌の人には向かない。
主な適応症
慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、高血圧、動脈硬化、
(飲用)糖尿病、痛風、 便秘

酸性泉
特に酸性の強い温泉で、殺菌性が強い。強い刺激があり、 湯ただれを起こすことがあるので、肌の弱い人の長湯は禁物。高齢者や乾燥肌の人には向かない。
主な適応症
慢性皮膚病
(飲用) 慢性消化器病

放射能泉
微量のラジウムやラドンなど放射能を持つ元素を含む。温泉中に含まれる放射能は気体で、体内に摂取後、間もなく呼吸とともに排出される。
主な適応症
痛風、動脈硬化、高血圧、胆石、慢性皮膚病、慢性婦人病
(飲用)痛風、慢性消化器病、神経痛、胆石

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2010年11月01日 20:03に投稿されたエントリーのページです。

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